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プロフィールと国文研全景画像をお知らせします [研究の紹介]

2009.6.25 東京都立川市にある国文学研究資料館を紹介します。
当建物は、国文学研究資料館(略称-国文研)と国立極地研究所、統計数理研究所からなる合同研究棟です。
プロフィール欄に書込をしました。

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青木 睦【アーカイブズ保存DAYS】紹介 [研究の紹介]

アーカイブズ保存修復DAYSの作成者 青木睦の紹介
青木睦-大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館 准教授
☆☆☆-アーカイブズ保存科学専門
☆☆☆-総合研究大学院大学 文化科学研究科 准教授

アーカイブズ学の特徴は、その研究対象の広さにあります。取り扱う記録史料の種類は、国の行政文書から民間企業や個人の記録にまで及び、記録の媒体も、粘土板から紙、磁気ディスクまで実に多様です。
 さらに、地球的な規模で急速に進みつつある情報化の波にアーカイブズの世界も呑み込まれざるをえません。伝統的な紙記録に加えて新しい電子媒体記録が次々に登場し、情報の発生量は幾何級数的に増大し、情報の交換や保存の方法も、これまでとはまったく異なる電子的な手法が広まりつつあります。
 このような状況のなかで、過去から現代にいたる多様かつ膨大な記録史料の保存・活用システムを効果的に築き上げていかなければなりません。

☆青木睦のアーカイブズ保存科学研究では、アーカイブズ学として、日本の「文書館」「公文書館」におけるアーカイブズの保存のための物理的コントロールを中心的に研究しています。
 アーカイブズ保存の目的は、アーカイブズの物理的原形をできる限り維持し、永続的に歴史的文化的資源として広く利用可能なよう、適切な保存・公開のシステムを構築することです。
 アーカイブズ保存の基本的な方針として、個々の史料からではなく、史料群としてのあり方、群としてのマトマリを重視して、これを物理的コントロールの対象としています。
 したがって、アーカィブズのさまざまな保存の課題に取り組む場合、建物と保存環境管理、史料群のロケーション、史料群ごとの保存措置の現状、そして個々の史料の劣化状態・修復状況・記録媒体(記録素材・記録定着媒体・記録形状)調査・利用状況、という順序をたどります。成立年代も記録媒体も異なる様々な個性を持つ史料が混在する史料群をどのように保存・公開していくかについては、群から個への順序を以て保存計画を立て、それを達成するという考え方です。

☆総合研究大学院大学 文化科学研究科 日本文学研究 資源集積論Ⅱの講義内容
 文化資源として集積された様々な蔵書や記録資料群を対象に、そのモノの科学的資料分析と技術、体系的な資源管理のあり方について考察します。
 具体的には、多様な原資料である文化資源の主たる組成である紙の繊維組成の分析を主に、複合材質や形態に関する測定と解析・蓄積、さらに物理的保存・修復の方法と技術について考究します。合わせて、記録紙に関する製造と流通の特質について論じます。
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